果実栽培

『おいしい林檎をつくりたい』

「香りに味は世界に誇るりんごふじ」と言われるように、おいしいを代表する林檎です。年間を通しいろんな手間を惜しまず注ぎおいしい林檎は育ちます。
おいしい林檎は「良い花芽を作る葉がおいしい実を育てます。」
私たちは日々りんごの木と向き合い林檎の木が健全な状態を維持できるよう生育状態を判断できる目を学び・養い・思い以て栽培に励んでおります。普通ふじと言われる系統の元来の味にこだわった栽培技術を学ぶ事が、農園で栽培される、さくらんぼ・ブルーベリー・和梨・西洋梨にも活かされております。

自然を生かして、樹から学んで樹をつくる

現在の農業技術は格段の進歩をとげ、環境に適した手間の少ない品種、有機栽培に適した肥料や土壌調査をして不足した成分だけを与えることができる土壌改良の技術が発達して効率的な農業生産が行うことができる状況になってきています。
 しかし、「うまいリンゴ」をつくるためにはこれらの技術に頼るだけでなく、樹との対話によって状態を把握することが一番大事であり、樹の状態を知ることで「うまいリンゴ」がなる樹を作ることができるのです。
 当農園には樹齢45年のふじの樹が数多くあり、その年月をかけて育て上げられた手間ひまかけたリンゴの樹が「うまいリンゴ」を恵んでくれるのです。

普通「ふじ」にこだわる

「ふじ」リンゴの栽培の難しさは色づきをよくすることで、それを克服するために色づきがよくなるように改良が施された”着色系”という派生種が数多く出回るようになりました。現在、一般的に「ふじ」として栽培されているものの多くはこの着色系のことをいい、それに対して当農園では元来の品種のことを普通「ふじ」として呼ばせていただいています。やはり本来の食味は普通「ふじ」にはかないません。
 当農園では普通「ふじ」と呼ばれる元々の系統の種類と着色系でも普通系に近いものを栽培してます。台木については丸葉台木といわれる大きな樹で栽培することで味のバラツキのない品質の安定した林檎が収穫できます。それらの木々を健全に維持するための大切な技術として剪定を第一に考え、「おいしいリンゴ」を生産しております。
 リンゴを中心にご紹介してますが、他のフルーツの栽培に関しても高い栽培技術も要求される「ふじ」にこだわって栽培技術を磨くことで、フルーツ栽培も洗練され、梨やさくらんぼ、ブルーベリーといった当農園で育てている他のフルーツの栽培にもその技術が生かされています。